2002年12月〜2003年1月 カナダ B.C.州
White Water & Red Mountain スキー報告書
その1 渡航編


目 的 Steep Deep and Cheap ・・・ を確かめに行く
目的地 White Water & Red Mountain B.C. Canada
(ホワイトウォーター&レッドマウンテン ブリティッシュコロンビア州 カナダ)
地 図 Nelson周辺 1/50,000 (Vancouverで購入by清水)
ガイドブック Rocky Mountain Books SUMMITS & ICEFIELDS (CHIC SCOTT著)・・・(Vancouverで購入)
他日本で入手可能なスキー雑誌 数冊
期 日 2002年12月31日〜2003年 1月 7日     行動(スキー)5日,旅行3日,計8日

メンバー
L 清水 宏益 HUSV OBU 東京都在住 言い出しっぺ。海外経験は結構あるほう。
SL 小河 健伸 HUSV OBX 北海道在住 ついついつられて参加。日本国から出るのは初めて。


計 画
12/29 東京(成田) → Vancouver C-1(清水のみ)
12/30 C-1 ― Vancouver観光 ― C0(清水のみ)
富良野 = 札幌・無頼庵C0(小河のみ)
12/31 札幌 = 千歳 → 羽田 = 成田 → Vancouver(合流) → Cranbrook = Nelson BC
1/1〜4 BC = White Water もしくは Red Mountain の ゲレンデ or コース外でスキー
    天気がよければ White Water から Mt.Ymir Peak Attack = BC
1/5 BC = White Water でスキー = Cranbrook C6  または
BC = Fernie でスキー = Cranbrook C6
1/6〜7 C6 → Vancouver → 成田 解散
  ―:人力で移動、=:自動車・電車で移動、→:飛行機で移動、C?:キャンプ?泊目、BC:ベースキャンプ

装 備
共 同 水筒、医療、修理、ラジオ、ガス(ヘッドは持参、ボンベは現地調達)
個 人 冬山日帰り装備+ゲレンデスキーセット (清水はテレマークスキー一式、スノーシュー)・・・詳細はこちら


その2 ゲレンデスキー編へ

実際の行動

12/31(火)
地 点 札 幌 千 歳 羽 田 成 田 Vancouver Cranbrook Nelson BC
着時間 9:10起床   11:45   14:30   16:45   10:10   18:15   23:00
発時間 10:55   12:30   14:50   19:00   15:50   19:15    
移動 快速エアポート ANA 58便 京急(品川)成田Exp. AIR CANADA 004便 AIR CANADA 8211便 レンタカー  

 清水は29日からVancouver入りし、観光・買い物。
 小河は30日昼で仕事納め。夕方札幌入り。C0の無頼庵では伴、村瀬、西浦、内藤も集まりささやかな忘年会となりました。

 さて本題、無頼庵の大前に札幌まで送ってもらい感謝。新千歳空港の手荷物検査で固形燃料が引っ掛かってしまった。さいさきが悪い。
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成田空港北ゲート
 羽田〜成田の移動が結構面倒。京急で品川まで出て成田エクスプレスが一番早そうだけど、成田Exp.は高いし全席指定で面倒。成田はホントに使いずらい空港だけど、事情を考えるとあまり文句も言えんな・・・
 成田空港は第2ターミナルビルへ。今回のために作成した
ザックキャリアは快調だが、車高が低いため傾けすぎると床のゴミを集めてしまい、さらにはザックに穴をあけてしまうので改善の余地アリ。
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AIR CANADA 003便
 チェックイン、手荷物検査、ボディチェック、出国審査と順調に進み、あっという間に搭乗。飛行機はエアバス340だったか? 2/3は日本人。大晦日だというのに乗る人が結構いるんですね。夜中のフライトだし、座席も真ん中だったので機内食食って寝るのみ。

 日本とカナダ(B.C.州)の時差は17時間。約8時間かけて飛んでいった先のVancouverの現地時間は12月31日の10:10。Vancouverはどんよりと曇っており暖かく+8℃くらい。大丈夫か?と不安になるが、これが的中してしまうんだな・・・

 Vancouverの入国審査でちょっと引っ掛かる。「入国カード」なるものがあらかじめ機内で配られ、いろいろとチェック項目に記入して、入国審査で提出するのである。「渡航目的はなんですか?」・・・私用です 「火器、その他武器、危険物などを持ってますか?」・・・すでに千歳で取り上げられたのでNo と続くのであるが、最後に「過去14日間以内にカナダ以外の国の農場を訪れましたか?Yesの人はその国名を」という項目がある。何っ?そんなこと聞くのか?う〜ん、職業柄訪れざるを得ないんだよな・・・(正直に書いたらなんかややこしいことになりそうだな)などと葛藤してみたけれど根が正直な私は思いっきり"Yes,Japan"と書いてしまった。

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Vancouver
入国審査を待つ人々
 案の定、入国審査は一発で通らない。普通の人は「緑の案内板に従って進んでください」と言われるところを、私は「赤い案内板に従って進んでください」だって。恐る恐る「赤コーナー」の追加審査ブースへ進む。そこではそれまで暇そうにパソコンでゲームしてたお姉さんがやおら立ち上がり、「靴に土はついていないか?植物は持ってないか?食べ物は?フルーツは?」という質問攻めをしてくれる。まあ、超ドカ雪Canada を想像して普段履いてる長靴で来てしまった私であるが、北海道はすでに全面雪で覆われてるので土は付いてないし植物も持ってない。ということで全て"No,No"と答えていたらけっこうあっさり通してくれた。なんだか疲れるなぁ。

 先発していた清水と落ち合い国内線登場口へ。ほとんどの日本人はおそらく Whistler でリゾートスキーを楽しむのであろう。先ほどまでうじゃうじゃいた Japanese は Cranbrook 行きの搭乗口には見当たらず、いるのは「クニに帰ります」風の人達のみ。
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Cranbrookまで
DASH君で行く
 Cranbrook 行きの飛行機は双発プロペラ50人乗り(DASH8‐300)!!大丈夫か?という我々の心配をよそにDASH君はその名の通り軽快に滑走路へと向かい、あっという間に離陸してくれました。

 Cranbrook はB.C.州なのに、なぜか時間帯が隣のArbarta州と一緒なので今度は1時間時計が進む。成田を19:00に出た私は、飛行機2本と乗り継ぎ時間合わせて14時間もかけて、同じ日の18:15に Cranbrook までたどり着いたわけです。2002年の大晦日をだいぶ満喫してます。
 空港で予約していたレンタカーを見てびっくり、FordのExproler!中でそのまま寝られるくらい広い。保険契約の確認で多少てこずったが、何とかBCのNelsonに向けて出発。
 Canadaは右側走行(当然左ハンドル)であり、最初は戸惑う。対向車が来るたびに「こちら側を走ってるのではないか?」とビクッとしてしまう。
 心配していた峠(Kootenay Pass)は確かに長い下りが続くが、傾斜・曲率半径共に北海道各地の峠の方が一枚上手。日勝峠の方がよっぽど怖い。さらに路面はそれほど凍ってなかったため楽勝。ただし、街灯は皆無だし、路肩表示の↓もないので、吹雪かれたらお手上げでしょう。飛行機のフライトコンディションよりむしろ峠のドライブコンディションの方が帰りの最憂慮事項となった。

 さて、5時間ほどかけてようやくBCのNelsonの街まで到着。予約していた宿に行くと、宿のオニイチャン曰く
「君らは30日からの予約なのに来ないから、他の客を入れてしまったよ。明日からは泊まれるけど、今日は部屋がない。TV-Roomのソファーになら寝てもいいけど、どうする?
 どうする?じゃないだろう。30日なんて言ったか?といっても始まらないし、他の宿も満室だし、疲れているのでシャワーも浴びたいし・・・と言うことでしぶしぶTV-Roomの客となる。1階のレストランではNewYearPartyをやっており、「$15だけど来ないか?」とありがたいお誘いを頂いたが、そんな気分にはなれず、Staff Roomのシャワーを借りて眠りについた。もとい、Partyの大音量のため、なかなか眠りにつけなかった。なんとも長い2002年の大晦日でった。

 〜 〜 〜 追記 〜 〜 〜

 これは夢か現実か定かではありませんが、年明け早々の午前2時頃の出来事だったような気がします・・・

 登場人物   カナダ人らしき青年(カ)、清水(清)、小河(小)

(カ、布団を持ってTV-Roomに登場、うとうとし始めた清・小に小声で話し掛ける)

  カ 「ヘイ、君たち、ちょっと1時間くらい部屋を貸してくれないか?」

(清・小、仮眠でも取るのかと思い)

  清 「そこのソファーが空いてるから、使ったらいいよ」

  カ 「サンキュー」

(カ、いったん外へ行き、10分後再登場。なぜかカナダ人らしき女を連れている)

  カ 「ヘイ、おまえたち、いつまでここで寝てるんだ?さっき部屋を貸してくれるって言ったじゃないか?早く自分の部屋に帰ってくれ。」

  清 「僕らは部屋がブッキングしていたのでここに寝ろって言われたんだ。他に部屋はない。」

(カナダ人らしき女、去る)

  カ 「おい、どうしてくれるんだ、彼女が逃げちゃったじゃないか、せっかく×××しようと思ったのに。わかるか?×××だ(ジェスチャー付)。まったく○△▽□・・・」

(早口でまくし立てた後、あきらめて去る)

  清・小 「・・・・・」

(清・小、必要以上に疲れてしまう。コミュニケーション不足による悲劇と言うべきか・・・)

   

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